子ども部屋の整理収納ポイント

親はみな、片付けができる子どもに育てってほしいと願います。
片付けができる子に育つには、使った物を定位置に戻せるようになることが必要です。
それができるようにするために、子どもにとって出し入れしやすく、わかりやすい定位置を決めることが重要です。




定位置の決め方のポイント

①親の判断だけで定位置を決めてはいけない。
親が子ども目線で定位置を決めた後、子どもに必ず出し入れさせて子ども自身で容易に元に戻すことができるか確認してください。
この確認をせずに、一方的に「ここにしまいなさい」と伝えて、子どもが片付けられないと悩む方が非常に多いです。


②ラベルを貼る
定位置を決めたらラベルを貼りましょう。
ラベルは、絵や写真、文字など、子どもが見てわかるものにしてください。
赤はおもちゃ、青はお絵かきなど、色を用いてルールを決めるのも良いでしょう。
子どもがちゃんと理解できるかどうかが重要です。

③ラベル名は子どもが決める
ラベルを文字で表す時、ラベル名は子どもに決めさせてください。
親ではなく子どもがわかる言葉が、片付ける時に有効です。
但し、子どもはすぐにラベル名を思いつかない場合があります。 その時は、親が提案して、選ばせるようにしてあげてください。

④成長と共に定位置を変化させる
子どもは見た目もライフスタイルも1年で大きく変わります。
その変化に合わせて、定位置も変える必要があります。
身長が伸びたら、同じように収納場所の高さも変えましょう。
お稽古事や塾にどのくらいの頻度で通うかで、鞄や学習用品の置き場所も変わります。
1度定位置を決めたら終わりではなく、年度始めに再確認しましょう。






大人がやって5分以内

おもちゃやプリントなど、散らかった状態から定位置に戻すまでに、大人が5分以内で元に戻せなければ、それは子ども1人で片付けるには困難な状態だと言えます。
量が多いか、片付け方が複雑なのか、どちらかが原因でしょう。
例え、片付けることができたとしても、それが毎回となると、片付けることが嫌になってしまいます。
量を減らすか、子どもが簡単に出し入れできる収納に変えましょう。





1日1回片付ける習慣を

1日1回部屋をリセットする時間を設けましょう。
夕食前、寝る前のような、決まった時間に片付ける時間を設けると良いです。
定位置に戻すことを習慣化させること、これが一番重要なことです。






コラム記事:整理収納アドバイザー/内藤 理恵子






整理収納コラム一覧

へ   整理収納サービス 

お申込み・ご注文へ



整理収納サービスtop