いざという時慌てない防災用品と収納術

9月1日は防災の日。
防災用品は準備されていますか?
どこに収納されていますか?
最近は、50年に一度の大雨、地震など、今までになかったような大規模な災害が起きています。
いつ、何があっても大丈夫なように、ご自宅の防災用品と安全に避難が出来るようスッキリ収納
この機会に考えてみませんか?

我が家の防災用品

我が家にも、防災用品はしっかり準備しています。
どんなものを準備しているかをご紹介します。


■飲料水
1人3Lが目安。家族3人で2Lのペットボトル12〜18本必要です。(この量で3〜4日分)

■非常食
保存期間が長く、火を通さなくても食べられるものを用意しています。
クラッカー・レトルト食品・インスタント食品・缶詰など。
保存期間は、2〜5年のものが理想です。
一気に保存期限が切れると、入替えが大変になってしまいます。
我が家では少しずつ、購入時期をずらして買う事でそのような苦労がないよう工夫しています。
また、こういった食事をどのくらい長く続けなければならないかはわかりません。
子供がいる場合、飽きが来ないように、さまざまな食品を準備するようにしています。

■医薬品
常備薬・包帯・ばんそうこう・マスク・はさみ・消毒薬・整腸剤
持病のある方はそのための薬・小児・高齢者のいる家庭では、必要なもの

■防寒具など
カイロ・雨具・靴下・下着類(下着は、100均の紙のモノも用意しています)

■停電用
懐中電灯・ライター・ろうそく・携帯ラジオ・電池

■その他
サランラップ・ホイル(お皿になったり、洗い物を減らすことができたりと色々使える)
簡易トイレ
女性や子供、お年寄りなどによって、持っておいた方がよいものが少しずつ異なります。



収納方法

飲料水などは、段ボールに入れたままではなく、箱から取り出してあまり大きくないボックスへ収納し、スタッキングするようにしています。
もし、持ち出すとなった際も、重すぎることなく、持ち出すことが可能になります。
食品も、最小限のものをリュックに収め、それ以外は引き出しへ収納することで、取り出しやすく、持ち出しやすいよう、工夫をしています。
我が家では、子供用、大人用2種類のリュックを準備しています。
子供しかいないときに災害が起こる可能性もあるためです。
子供用のリュックには、扱いやすいものを収納するようにしています。
缶の食料品はなれない子供では、手をけがしてしまう可能性もあるため、開ける際に簡単に開くような 食料品を持たせるようにしています。



保管場所

我が家では、玄関わきの収納スペースの一番下に入れています。
整理収納では、上の方はあまり使わないもの・下はよく使うものというのが原則です。
非常用グッズは、頻繁に使いませんので、上の棚というのが原則ということになりますが、 災害があった際に、上の棚に収納してあると、取り出ししにくく、緊急時には不向きです。
取り出しやすい場所への収納をお勧めします。
お水も、かなりの量の保管が必要となりますので、それなりのスペースを確保しておかないと、収納することができなくなります。
そこで、自宅にあるものの数を考え、使っていないものを手放し、使うものをメインに持つことで、非常用グッズの確保も適切な場所へ 収納することができるようになります。
いざという時に、もたつくことなく、さっと取り出すことができるように収納しておくと慌てず、行動することができます。


災害対策

最後におうち全体で気を配っていることをご紹介します。
まず、食器棚の食器。大きな地震の際は、平置きしている食器でさえ棚から飛びだしたと聞きました。
ですから、食器棚の食器は立てての収納はしていません。
平置きのお皿の数もあまり多くしないように気を付けています。


私は、東日本大震災の時、埋め立て地にある実家にいて、パソコンを使って仕事をしていました。 かなり長い揺れだったために、ほかの部屋にいる家族を見に行き、安全な場所にいることを確認した後、 パソコンの電源を切るために揺れるさなかに元いた部屋へ戻ったところ、棚の上にあった重い荷物が、私がいた場所に落ちていました。

もし、私が移動せずその場所にいたならば、間違いなく大けがをしていたと思いぞっとしました。
それからは、重い荷物は棚の上には置かないと決めています。

収納場所の確保の方法、ものの減らし方について、プロの整理収納アドバイサーのご相談してみませんか。
お客様の生活環境に合わせたアドバイスをさせていただきます。
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コラム記事:整理収納アドバイザー/須藤  昌子







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