散らからない部屋づくり

毎日、生活するお部屋。どうしても、散らかります。
我が家ももちろん散らかります。
私も仕事をするときは、書類や本、ペンなどが机一面に広がります。
それは、生活していれば、当たり前のこと。
散らかったままになってしまうのは、散らかりを根付かせてしまうからいけないのです。
散らからないお部屋にするには、「戻るシステムづくり」が大切です。

使うものを使う場所に

我が家では、娘には進んで勉強をしてほしいので、リビングのテーブル脇の引き出しに辞書などを収納しています。
すると、使う時は、さっと取り出すことが出来、使い終われば、すぐ脇の引き出しへ戻すだけです。
これが、もし少し離れた場所の本棚だったら、きっと机の上に出しっぱなしになってしまうと思います。
整理収納作業で伺うお宅も、戻すことが面倒になる収納場所になっていることが多いので 片付くシステム作りのポイントをアドバイスさせていただいています。

片付けやすい収納

使う時は、「使いたい気持ち」が強いので、取り出すのに面倒な場所にあるものも何とか取り出します。
使った後は、目的を果たしてしまったので、面倒な片付けは、後回しになってしまいがちです。
それが、出しっぱなしで、片付かない理由になってしまいます。
では、どうしたら片付けをスムーズにすることが出来るのでしょうか?
片付けやすい収納法にしてあげることで、解決できます!
例えば、扉を開けて、中の棚に入れてある箱を取り出して、箱のふたを開けて箱の中に片付ける
聞いただけでも面倒だとわかりますね。
「使う」という情熱が冷めてしまったときには、この面倒な作業は、さらに、面倒になってしまうのです。
ですから、簡単にしまうことが出来るような収納に変えましょう!
まず、扉を開ける時点で、もうすでに片付けるために動いているので、次の箱収納をやめて、
トレーなどに置いた収納に変え、ふたの開け閉めをなくしてあげることで、片付けはかなり楽になります。
我が家の洗面台の鏡裏収納。
鏡の扉を開けて、すっと手を伸ばすと、歯磨き粉をさっと取り出すことが出来ます。
少しの工夫で、片付けが進むシステムに変えることが出来ますので、工夫してみると良いと思います。

8割収納で余裕

『新しく買ってきたもの』『いただいたもの』など収納する場所が決まっていないために、 テーブルの上に置きっぱなしになっているようなことはありませんか?
そんな時、新しく収納場所を作ったり、急に増えたものの収納できる場所があることで、 一時置きしたテーブルの上に、モノがとどまることを妨げることが出来ます。
収納に何も入っていないスペースがあることで、余裕を持った収納をすることが出来るのです。
棚には、「ものをすべて置くもの」と何となくそのように思っている方は、多いのではないでしょうか。
高所の棚は、手も届きにくいので、無理にモノを置く必要は無いと思います。
使いやすい場所にスペースがあることで、取り出し易くなります。
更に、余裕があることで、急にものが増えた時にも対応できので、出しっぱなしにならない環境が出来上がります。
我が家も使わないものを減らすことで、何も置かない棚を作っています。
すると、急にモノが家の中に入ってきたときにも、「大丈夫」という心の余裕も生まれました。
何もないと殺風景なので、アートグリーンやオブジェを飾ってお部屋の色どりを加えるのにも一役かってくれています。

まとめ

家族それぞれの行動に応じて、モノの置き場所を決め、取り出しやすく使いやすい収納を選択することで、
片付くシステムが出来上がります。
また、収納に余裕を持たせることで急に増えたものの収まる場所が出来るので、散らかりを防ぐお部屋作りが実現できます。
我が家にはどんな収納が適しているの?やってみたけどうまくいかない・・・等のお悩みはプロに相談してみませんか?

コラム記事:整理収納アドバイザー/須藤  昌子





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